2014年8月31日日曜日

 正昭様より、投稿画像とレポートを頂きましたのでご紹介いたします。
 ご感想、ご質問等、コメント欄に「ハンドルネーム等名乗って」書込み願います。

> 正昭 です。
>
>Tandem基板が出来上がりました。
>素晴らしい音に感動し、嬉しさのあまりレポートを書かせて頂きました。
>稚拙な文章ですが御笑覧下さいませ。 
>写真も5枚添付させて頂きます。 
>この様な素晴らしい基板を作って頂いた事に感謝申し上げます。本当に有り難う御座いました。 
> 2014.8.26 正昭
 %%%%%%%%% レポート %%%%%%%%%

「マスタ2個デュアルモノ+スレーブ2個2枚左右独立デュアルモノパラ」を目指し作成していた基板より無事に音が出たので報告させて頂きます。 

1.基板作成
  最初のパスコンを取り付けた時点でアウト!
  26W のセラミック半田ごてでは太刀打ち出来ず、自由に温度管理が出来る「goot PX-601」に換え作業を行いました。
 アース側でない端子に先にハンダ付けを行い、アース側は温度を高くし一気にハンダを付る事、ごく少量のハンダで済ます事、一つの部品を付ける毎に電源端子の導通をチェックしショートしていないことを確認する事等、「ハンダ付けの基本」を思い出しながらの作業でした。
  ショートの確認を怠り、修理のため出来上がった基板の部品を取り替える大変な作業を強いられました!(^_^; 
 蛇足ですが、0.3mm のハンダ を使い、スレーブ回路のパスコンや抵抗、SI5317D、ジッタ回路のパスコンや抵抗、マスタ回路のパスコンや抵抗、最後に残りの IC 、大きいパスコン の順に作業を行うと楽です。
  また、マスタ基板上では 44Ω(22Ω 2 本直列) を入れ、ファインメットビーズを通した線で GND をショートし、スレーブ基板では FN1242 の digital と Analogue の GND を切り離し、ファインメットビーズを通した線で再結線してあります。

 Amaneroとジッタクリーナ

2.基板と電源との接続等
  3 枚の基板は縦に積み重ねています。
 各基板の総ての電源端子にはファインメットビーズを入れてあり、マスタ基板用の電源トランス(ヒータートランス(^_^;)の2回路をジッタ回路とその他の電源とに振り分け、整流回路、秋月TPS7A47基板も分けて、 3.3V を供給しています。
  スレーブ基板の Analogue 回路にはエネループ 6 本と K式 5V レギュレーター、digital 回路にはエネループ 4 本と K式 3.3V レギュレーターを用い 2 枚のスレーブ基板に供給しています。
  また、 スレーブ基板の 16 個の出力端子には 6.8kΩを入れ、K式 No.229 の IV と ヘッドフォンIVC を用い、電流モード動作で音楽を聞いています。
  FN1242の出力端子に電流が流れる事に少々心配はあるのですが、音量調整が簡便であること(トランス式のアッテネーター等購入できるなんて夢でしかありません(^_^;)に利点があると思っています。
  また、マスタ基板上の VR は操作しにくいので多回転ポテンショメータを代わりに入れてあります。勿論、基板との接続は短くしてあります。
  PC との接続は Amanero Combo384 を使用し、 電源は USB ではなく マスタ基板用の電源トランスとは別のトランスにて 5V を 秋月TPS7A47 より供給し、信号回路にはファインメットビーズを入れました。
 さらに、 Amanero と マスタ基板 との間には 「やなさんの Si5317デュアルジッタークリーナー」を入れBCLKとSCLKに含まれるジッターを減らす事を目指しましたが、マスタ基板でアイソレーターを通り効果は 100% ではないかもしれません。(^_^;

ジッタクリーナ


マスタ基板裏面

3.音質について 
 今まで、エトレアさんの UDA基板とP2D基板 に やなさんの Si5317デュアルジッタークリーナー と FN1242A DSD DAC基板( 2 枚使用)と 前述の K式 No.229 を使用していたので、Tandem基板による「左右独立デュアルモノパラ」と同じ構成です。 
 この今までのシステムでは、音が綺麗で絹のような柔らかさに特徴があり、ヘッドフォンで聴いても聴き疲れのない好みの音で、UDA基板とP2D基板が Amanero と マスタ基板代わっただけとも言える Tandem基板システム の音も 同じ傾向の音だと思っていました。
 が、出てきた音にビックリ!! 綺麗で絹のような柔らかさの中に明快で凜とした音色が加わり、静寂さの極まった音です。
  「コンサートで演奏が始まる直前の固唾をのんで皆が待つ静寂さ」ではなく、「無風の闇夜の山中のような静寂さ」の中に 音楽だけが湧き上がってくる ・・・・ ような感じなのです。拙い表現で申し訳ありません。 この静寂さは今まで聞いたことがありません。
 俗に SN比が高いと表現されるのでしょうが、そんな簡単な言葉で表せない特別な静けさに裏打ちされた音なのです。
  FN1242AのフルーエンシーのかかったDSDの音の特色かと思い、スレーブ基板 2 枚を 「やなさんの FN1242A DSD DAC基板( 2 枚使用)」に代えてみましたが、静寂さは出て来ませんでした。出てきたのは「やなさんの DSD基板 の柔らかい綺麗な音」に明快で凜とした音色が加わった音でした。 マスタ基板 1 枚だけでも静寂さは得られなかったから、スレーブ基板に音の秘密があるようです。 是非、マスタ基板とスレーブ基板とをセットで聞くべきです!! 今まで FN1242 を Single、Dual、Quad と試したけれど、Tandem基板を超えるモノはないです。 この静寂さを出すのに大変苦労なさったのではないかと思い、半導体計測屋さんの基板の設計技術力に脱帽です。

スレーブ基板


マスタ基板と多回転ポテンショメータ


4.謝辞
 古い録音の CD にはバイオリンの音が耳に付くものがあり、録音が悪いと思っていましたが、この基板を通して聞くと録音が悪いのではなく DAC が悪いだけだった事が判り、また一つ勉強になりました。有り難う御座います。
  この「Tandem基板」を作って頂いたことに大いに感謝申し上げます。本当に有り難う御座いました。
  最後に蛇足を一つ 「何もないところから形あるものを作り上げる」のは大変な努力が必要だと思います。この努力は賞賛の対象とはなりますが、嘲りの対象にはならないと思っています。
  HP に耳障りな事を書き込む者がいることに腹が立っていたのですが、この様な素晴らしい基板を作る技量もなく、この基板の楽しさを理解できない愚か者と哀れさえ感じます。
 暴言多謝。


2014年8月18日月曜日

 RaspberryPi+Volumio1.4

 これまでに購入したモノということで、RaspberryPi使ってタンデム基板鳴らしてます。
 最初はRaspyFiってOSでしたが、最近はRaspyFiのページを観に行くと、Volumioにリダイレクトに飛ぶようになったのですね。後継機な位置づけなのでしょうか。Volumioってば。
 で、Volumioに更新してみました。
 本家からダウンロードして、ZIP展開してimgにして、SDカードにリストアするだけです。
 リストアは、それ用の書込みソフト使います。

 この仔はとっても良くできていて、RaspyFiのGPIO端子からIISを直出ししてくれます。
 Amaaneroとか、UDAとか、DIYINHKとか、USBなDDC不要となります。
 更に、UPnP とDLNAにも対応。 
 更に、更に、ソフトウエアアップサンプリング機能があって、PCMを全て指定したレートのPCMにリアルタイム変換して出力できます。
 ダウンサンプリングもするので、サンプルレート混在な再生リストでも、常時指定したレートで再生します。SRC_4192_Aな機能をソフトウェアで実現しています。
 USBなDDCだと、この機能使うと音飛びします。GPIOなIISだとCPU負荷が軽いのか、使い物になります。

 デメリットは、、、
 IISの3信号しか出ません。FSLEDな信号有りません。DSD信号出ません。
 でも、どちらも解決策あって、DSD再生以外は何とかなります。

 IISの3信号だけってことで、マスタクロックが無いのです。22MHzとか、44MHzとかなMCLKが。
 これは、BitCLKを4逓倍とか、8逓倍することで解決します。

 FSLEDは無いので、タンデム基板は動作周波数を理解できません。でも、出力のサンプルレートが固定できるので、MSTJP1と、JCJP1の設定も固定してしまえばOKです。

 DSD信号出ないのは仕方ありません。マスタで生成したDSDをスレーブで楽しめばいいのです。

 もう一点注意すべきは、GPIOは5V系です。(9月8日更新 3.3Vの間違いでした)
 でも大丈夫。タンデム基板は基本的には3.3V動作ですが、入力信号のアイソレータ上流は、5Vで受けることもできます。
 JCCN1の2か所に3.3V印加と指定してますが、5V印加でもOKです。

 最近RaspberryPiに、B+という新型ができました。
 USBが4CHに増加!して、LANコネクタと面一配置になり、魅力が増したはずなのですが、、、、、
 CPU電源がリニアレギュからスイッチングに変更になったので、スプリアス激しいです。
 基板自体の全消費電力は減ったみたいです。
 最悪なのが、GPIOの端子が変更されたのでIIS直出しできなくなりました。残念。
 Volumio開発陣が、端子変更したデバイスドライバ出してくれるまで待ちでしょうか。

 じゃぁタンデム基板でどうすればいいの?な具体的な話はまた後日。

2014年8月5日火曜日

 2次ロット受注終了しました。
 ご注文頂いた皆様には、注文内容確認メール返信しております。
 間違いが無いかご確認ください。

 2次ロット受注開始しました。
 2次ロット募集開始予告です。

 今回も、完全受注生産となります。
 今回は、「基板+部品セット」、「ジッタークリーニング実装基板」のご提供はありません。

 前回ご購入できなかった方。再販チップ買えなかった方。この機会を逃さぬようご注目ください。
 1.数量制限無し
 2.数量制限無し一部応募制限付き
 3.数量&応募制限付き
 の3本立てです。

 受注開始時刻は8月10日 日曜日昼12:30(JST)とします。12:29着信は無効です。

 受注締切時刻は8月17日 日曜日昼12:30(JST)とします。12:31着信は無効です。
 基板屋さんが、盆休みになるので、受付期間変更しました。(8月6日更新)

 数量&応募制限付き基板は、先着順で予定数量達成時点で受け付け終了となります。
 受付終了時点から、受付終了発表、告知までには、どうしてもタイムラグが発生します。
 大変申し訳ありませんが、その間に届いたご注文は無効となります。
 恨みっこ無しでお願いします。お早目の申込みお奨めいたします。
 電子メール、あるいはFAXの着信時刻順で扱います。
 提示金額は全て税抜き価格です。消費税8%加算のうえ、ご請求申し上げます。
 今回も モノが先、カネは後な方針です。製品受領後1週間以内にお振込みください。
 納期は9月中旬~末頃を予定しております。
 
1.数量制限無し受注品目
 PIC       DSD秘術書込み済み
 ¥300-

 タンデム基板 生基板 添付部品は一切無し。基板のみのご提供。
 ¥3000-

 タンデム基板 生基板 + PIC 添付部品はDSD秘術書込み済みPICのみ。
 ¥3300-


2.数量制限無し、一部応募制限の受注品目 (FN1242Aチップ無し実装済み基板)

 タンデム基板 マスター実装 PMLCAP 16V22uF 3個 16V10uF 1個 実装済み
 ¥17500-

 タンデム基板 スレーブ実装 PMLCAP 16V22uF 2個 実装済み
 ¥6000-

 お手元にFN1242Aをお持ちでしたら、1番と2番の数量制限なし受注品目をご注文ください。
 「手元のFN1242A渡すからリフローお願い」は、今回は受け付けません。
 ご自身で。或は、お友達に依頼する。などしてお手持ちのFN1242Aを実装してください。
 初回ロットご購入頂いた皆様も、1番、2番の追加購入歓迎です。


3.数量&応募制限付きの受注品目 FN1242Aチップ付き実装済み基板

 マスター実装基板 FN1242A 2個実装済み PMLCAP実装済み 御一人様 1枚まで
 ¥19445-

 一個をマスタチップ、もう一個をスレーブチップとして実装します。
 スレーブ基板のチップ付きは、無しの予定。

 こちらは先着順です。
 
 初回ロットでタンデム基板を既に入手済みの皆様。
 今現在、手持ちのチップをお持ちの方々。
 これらの方々は、応募の対象外とさせていただきます。

 また、こちらに応募される方に、「チップ無し実装済み基板」はご提供いたしません。
 こちらに応募される方は「チップを持ってない」方ですから「チップ無し実装済み基板」に用は無いはずです。
 PIC、生基板、生基板+PICでしたら制限なくご提供いたします。

 手持ちのチップが有るならば、最初からチップ無し基板だけをご注文ください。

 初回ロットでは、当初、チップ添付は「手持ち無い方を対象」の趣旨でしたが、途中、方針変更したことで「欲しい方に売れない」事態が発生しました。今回はそれを最少にしたいと思います。
 先着順な事で「欲しい方に売れない」が確実に発生するのは解ってるのですが、一番公平なのかと。
 今回ロットでも、受注数量次第で方針変更も有るかもしれませんが、現時点では「手持ち無い方を対象」です。

 「1月、7月に再販あったのに1242チップを買いそびれた。悔しい」な方のみに頒布致します。 
 なるべく多くの方々に楽しんでいただきたい当方の趣旨をご理解ください。
 

ご提出いただける注文書は、どちらか一方だけです。
前回同様、不評だったエクセルシートです。
必要事項ご記入の上、メール添付、或はFAXにて送信ください。
件名には「1242」が含まれるようにしてください。
「1242注文書送付」等書いて頂きますと、自動振り分け働くので助かります。
エクセル編集できない方は、テキスト平文のメールでもOKです。
重要なのは、「金額を承諾の上」申し込むという点です。

1番2番用注文書のダウンロード こちら

1番3番用注文書のダウンロード こちら

スタイルシートが表示されたら、左上の下向きボタン押せば自身のHDDにダウンロードできます。

 趣旨はご理解いただけましたでしょうか?
 ご質問等、コメント欄にハンドルネームで結構です。名乗って書込みください。
 ハンドルネームさえ書かない匿名コメントは、当方にて削除します。