2014年10月5日日曜日

 Volumio+IISのBCLKが意外と高精度でした。とのことで、測ってみました。

「700MHzから生成してるから1.4nsecのジッターが必ず載る」って話らしいので、どいうことなのか判らず取りあえず測ってみたら、「基本波自体は0.35nseのジッタしか無い」って測れたんです。
 絶対周波数も、2.8224MHzと出ました。XMOSも、Amaneroも、同程度の値でした。

 今日、「XMOSはジッタが2.5nsec載っちゃう」って追加情報あったので、皆同じ値に測れたってことは、測り方まずかったかなと思い直して測って見ました。

 測定分解能低いままでの判断はまずかったです。1.4nsなんて大嘘と思ったら、ちゃんと違いが出ました。絶対周波数で3者の差が出てない時点で計測を疑うべきでした。えぇ。私の測り方が間違ってました。

絶対周波数Amanero


絶対周波数XMOS


絶対周波数Volumio+IIS

 Volumio+IISは、2.8225MHzと出ました。
 RaspberryPiのGPIOは、700MHzを元にPLL廻してるので、n=248で2.82258MHzになります。
 正しく計測できてるかと思います。
 AmaneroとXMOSは、専用のクロック源で動作するので、正しく2.8224MHzと出てます。
 この差は仕方のない処です。
 Amaneroの方が、XMOSより少し低めに見えます。源発信器の部品の違いです。
 基本波自身のジッタは、3者で大きな差は無いみたいです。

ジッタ輝線Amanero

とても優秀です。
横軸5nsecなので、1nsec以下のジッタ量と言えそうです。
昨日は3者ともこの数字を見て「1.4nのジッタなんて載らないじゃないか」と思ってました。

ジッタ輝線XMOS

 この図を見て、「2.5nsecのジッタが載るとはこういう事か」と納得しました。
 輝線の重なり部分が2か所出てます。この間隔は、2.5nsec位でしょう。
 色合いが全て同じなので、頻繁にジッタが発生しています。


ジッタ輝線Volumio+IIS

 Volumio+IISの場合は、立下りは毎回同じ。立上りだけが2本に分かれます。ズレ具合は2nsecくらい有りそうです。RMS値にすると、1.4nsec位になるのでしょうか?
 「ああ、1.4nsecのジッタって、こういう事ですか」と納得です。

 色の濃さから見ると、ずれるのは毎回では無く、何発かに1回って感じでズレるみたいです。248回毎なのかなぁ?
 XMOSよりはマシなクロックと言えるかと思います。

 最終的には3者ともタンデム基板に入ればジッタクリン回路通るから、違いは無くなるんですけどね。
 BitCLKだけに注目して素で使うと、Amanero > Volumio > XMOSって事のようです。


27 件のコメント:

  1. amaneroが優秀であることに驚きました。それでもRaspberryPi+volumio+I2S の方が断然いいのは、USBをパスしてI2S直結だからなんでしょうね。

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    1.  asoyaji様は、RaspberryPiの電源にUSBフィルタ入れてみたってことですが、USB電源はタンデム基板の電源とは離れてるのでしょうか?
       同じテーブルタップ?壁の差し込みが別?

       RaspberryPi+Amaneroよりも、RaspberryPi+volumio+I2Sの方が、消費電流少な目なのは確実だと思うのですが、そこらへんが焦点じゃないでしょうか?
       GND揺さぶるとかが減るでしょうし。

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    2. RaspberryPiとタンデム基板の電源は別です。テーブルタップも壁コンセントも別ですが、壁コンセントはつながっているように思います。

      電源で音が全然違います。今のところタンデム基板のみチョークインプットです。チョークインプットにするとすべてがOKといいたくなるほど素晴らしい音になります。RaspberryPi+volumio+I2Sだとその違いがよく分ります。

      できれば、RaspebrryPiもチョークインプットにしたいのですが、別系統で作らなきゃならないので、別途安価で音質のいい電源を作成中です。これもなかなかいいです。今夜あたり我がブログにアプします。

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  2. 半導体計測屋様

    asoyaji様のところでBunpei様がコメントされてますが、
    RaspberryPiに外部クロックが使用できるとなると、
    中継基板に実装してみることは考えられるのでしょうか?

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  3. robi 様、お気持ちは理解できますが、それをやるくらいなら、いっそ、専用基板化になるでしょう。私が希望する専用基板化への好材料ではありますが ’^^;

    細かいジッタに関しては、当面はSi5317 にお任せで。

    それはそうと、第二版もそろそろ届くということで、届いたら、とりあえず動作確認しないといけません。JCCN1にどんなタイプをはんだ付けするかを早急に決めたいので、中継基板の仕様をコネクタ形状だけでも早急にコミットしていただけると助かります。

    普通に考えれば Amanero をハンダ面(裏)からつけるのと同じで、10x2 ピンのメスをハンダ面につければよいのでしょうが、念のため確認です。

    出荷作業がお忙しい中、大変恐縮です。

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    1.  中継基板はRaspberryPiの上にスタック。
       RaspberryPiのP5はシルクと逆に実装。
       中継基板からタンデム基板への接読は、Amanero仕様で引き出し。
       RaspberryPi、中継基板、タンデム基板と3枚重ねも可能。
       止め穴は中継基板には2か所。RaspberryPi側固定用と、タンデム基板固定用。
       PLAY,PREV,NEXTとかのスイッチはケーブルで引き出し。ライトアングルピンヘッダで基板間の隙間から引き出す仕様。
       ソフト仕込んでGPIOからFSLEDな信号出すつもり。出さなければ固定設定。
       と、妄想してます。 他に「こんなのどお?」ってアイデア募集します。
       
       BItCLKの1.4nsecジッタは、タンデム基板通せば除去されるのを確認しましたので、Bunpei様、robi様ご希望のクロック入力仕様は却下かなぁ。

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    2.  この仕様だと、マスタ基板を一番下で、上にスレーブ基板重ねていく事になりますね。まぁ、amanero仕様コネクタをケーブル接続にすれば、どうにでもできますし。
       

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    3. 192kHz固定も素晴らしいですが、
      「ソフト仕込んでGPIOからFSLEDな信号出すつもり。」 これができると、あらゆるサンプリング周波数に対応できるというわけですね。

      DSDはどうでしょう。原状192kHz固定で、なんとか音は出るのですが、酷いエコー状態です。もう少しでなんとかなりそうな感じがするのですが。

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    4. Volumio+IISでDSD出せる様になったのですか?
      PCMだけだと思ってましたが。

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    5. 頂いた情報を元に追試しました。通常の設定なんですね。
      確かに再生できました。最初の10秒間だけ。後は飛び飛び。
      Audio Buffer Size = 16384に増やしたら、30秒に伸びました(笑)
      TypeBのVolumio14でもTypeB+の1.41でも同じようなものでした。
      DSD suportは、YesでもNoでも再生します。
      PCMデータが出たり出なかったりで飛び飛びです。
       topでプロセスみたら、PCM再生で30%以下のmpdが、97%超えてましたので負荷重過ぎってことでしょうか。
       曲をSDカードとか、RAMディスクとかに置けば、違うのかも。
       BBBとかだと1GHzなCPUだから再生できるのかなぁ? 

       Volumio+IIS直出しで生DSD再生の道は険しそうです。

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    6. なるほど。
      音は出る、ただし負荷が重すぎる、
      ということなんですね。
      topプロセスでmpdが97%越えとは重いですね。
      リサンプリングしているからですかね。
      GPOからFSLEDが出せれば、リサンプリングの必要もなくなるので、なんとかなるかもしれませんね。

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    7. GPIOからFSLEDな信号出るスクリプト出来ました。
      TypeBでもTypeB+でもOK。
      441,96,192のリサンプリング設定読み込んで、NB3N2302の4倍8倍を自動切替。リサンプリング無しは441固定。なスクリプトです。
      441,96は4倍で22MHz、49MHz、192は4倍で49MHz。
       NB3N2302のFS1を、MSTJP1の22へ。MSTJP1は13-14ショート。
       JCJP1は、21-22、13-14、9-10ショート。
       GPIOの16,18,22をJCCN1の14,16,18へ。

      インストールは最上部コメント参照のこと。結構めんどくさいです。
      SSHでrootログインして
      /etc/apt/sources.listに追記して
      apt-get updateでインターネットに繋いで更新して
      apt-get -y installでpythonインストールして
      /etc/rc.localに追記して
      スクリプトファイルを/home/volumioに置いて
      chmod 777か、chmod +xで属性変えて
      最後にreboot
      https://drive.google.com/file/d/0B0XnUQ0nJhJWRHotWFREQXVaUzg/view?usp=sharing
      PLAY,PREV,NEXTはGPIOをタクトSWとかでGNDに落とせば反応します。

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    8. SDカードに書くだけのVolumio1.4PIも置きました。

      https://drive.google.com/folderview?id=0B0XnUQ0nJhJWN2Myb0xTX1h2aGM&usp=sharing

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    9. 小川さん ありがとうございます。なんとか、上手くいきました。
      RaspberryPiのリサンプリング周波数に応じて、タンデム基板の設定をしなくても、自動的に切り替わるようになりました。こりゃあ便利です。
      一応、私のブログにも備忘録として書き留めておきました。

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  4. 半導体計測屋様

    気になっているので、お尋ねします。
    中継基板のGPIOはB+の40ピン仕様で進めておられるのでしょうか?

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    1. TypeB,TypeB+両方に対応できるように検討しています。
      うまいこといかないようだったら2種類起こしちゃうってのもアリ。
      FSLEDな信号は、3連休中にはGPIOから出せる様になりそうです。

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    2.  asoyajiさんとこ行けば、FSLEDな信号でるスクリプト公開してます。

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  5. 有難うございます。 両タイプ持っているんですが、よろしくお願いします。

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  6. 超ド素人です。皆様、よろしくお願いいたします。
    マスタ基板、スレーブ基板賜りました。(サーフェイスマウント部品リフロー済基板)
    →この基板何するの(PCで音楽さんのプログ読んでもよくわからない)
    →半田こて、ブースター付は持っているはとても対応できそうにないハンダカフェに行くしかないか・・・
    →そもそもこのピンやI2S配線材どこらか入手?アキバに行って聞きまわれば何とかなるのか???

    というほどの超素人です。

    仕様どういう構成にしよう・・・わからないしようがないな~
    というほど呆れたド素人です。

    皆様、よろしくお願いいたします。

    場合によっては制作代行をお願いするかもです。

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  7. 半導体計測屋様

    7月に組み上げた時に使用していた、トランスの型番を宜しかったら教えてください。

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    1.  ご質問見落としてました。回答遅れまして申し訳ないです。
       ルンダールの1538です。試してごらんなさいの借り物でした。
       当時は抵抗介してから繋いでましたけど、ゲイン落ちる向きに繋げば抵抗無しで、歪まないで1Vpp位で出ます。
       プリ無しでパワーに繋いでも鳴らせます。
       値段は張るけどファインメットの0615試したら、こっちがいいやになりました。

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    2. 半導体計測屋様

      あぁ、すみません。
      電源に使っていたトロイダルトランスの
      仕様を知りたくて型番を聞いたのです。
      紛らわしくて申し訳ないですが宜しくお願いします。

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    3. トロイダルの方ね。
      RSコンポの品番は671-9090
      仕様は115V12V25VAが2回路
      これを2個使いで4回路を分配。
      1次側シリーズに繋ぐと6VでるからTPS7A47に丁度いいです。

      671-9088だと115V6V25VAが2回路なので、こっち使って1次側パラで6V出しの方が良いかもしれません。

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    4. 半導体計測屋様

      どうもありがとう御座いました。
      2次側がAC6Vで足りるのか疑問に思っていたのですが、
      転がってるトランスで半波整流をしてみて納得出来ました。

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  8. 半導体計測屋様
    5号altezzaです。
    お世話になります。

    スレーブ基板について1点質問させていただきたく、
    OUTSLVからFN1242Aに直結した場合、スポイルされる機能、性能はございますか?

    スレーブ基板の、574APW(SLVU1,3)の目的が、回路図を追ったのですが理解できていない。
    及び
    保有している他方の基板のハンダ済み1242を有効活用したい(パターン改造が必要ですが)
    と考え上記の疑問に至りました。

    よろしくお願いします。

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  9.  74LVC574がI2S全ての信号のジッタクリーなので、OUTSLVから直結だと折角のクリーニング機能が、、、って事態になります。
     574は、8個入りの只のDフリップフロップです。
     スレーブ基板では、DSDclkだけ574をバイパスする経路側に抵抗付けて繋ぎます。

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    1. 半導体計測屋様
      altezzaです。

      了解しました。
      ありがとうございました。

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