2014年2月16日日曜日

 Si5317の周波数切り替わり時のロック外れリカバリタイムも気になる性能の一つと言えます。
 BWSEL1:0=HM 91/109Hz設定

24MHz->22MHz変化時のMCLKとMUTE_H

時間軸は200msec/divです。MUTE_Hは、Si5317のLOLロック外れ通知信号より生成してます。
0.2秒以内にロックし、1秒程度でマスタクロックの乱れが収束しています。
この間、ザーとか、ザッといった興醒めノイズは聞こえません。

22MHz->24MHz変化時のMCLKとMUTE_H

こちらは0.4秒間ミュートされ1.4秒でマスタクロックの乱れが収束しています。
この場合も興醒めノイズとは無縁です。

 これらの動作条件としては、DAIから出るFSLED2:0と、ミュート信号が必要となります。
 DAIからのミュート信号はSi5317のリセットに使用します。
 PICで周波数を測定して、、、、なんて高度なプログラムは私には無理でした。
 Combo384以外のDAIを繋ぐ際は、御面倒でもFSLEDの3本と、ミュート(ハイアクティブ)も繋いでください。
 8種類の動作条件を選択できる回路になってます。
 FSLED無い場合は仕方ありません。ジャンパプラグで22か24の固定設定でお楽しみください。


ミュート信号繋がないと、どんな振舞いするかはまた後ほどUPします。
外部DAIからのミュート信号繋がなかった場合は、若干乱れの収束時間が伸びるようです。

24MHz->22MHz変化時のMCLKとMUTE_H 外部ミュート信号無し
こちらは殆ど変りません。

22MHz->24MHz変化時のMCLKとMUTE_H 外部ミュート無し
0.6秒間ロック外れが起きています。
マスタクロックの乱れ収束も1.6秒程に伸びています。
 
 この状態で、プチッってノイズが出ることがありましたが(毎回出るわけではない)、ザーという興醒めノイズの発生にはなりませんのでご安心ください。

 Si5317の仕様書を見ると、「各種設定変更したらリセット信号いれなさい」と書かれていますが、無くても周波数変更には追従するので、DAIからのミュート信号は、「必須ではないけど繋いだ方が好ましい」って感じでしょうか。
 

 タンデム基板はFN1242Aアプリケーション基板であることと同時に、Si5317アプリケーション基板としても優れた性能を発揮いたします。
 ジッタークリーニング基板として別枠での頒布に踏み切ったのは、FN1242A以外のDACでもお試しいただきたかったからです。
 

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